様々な効果をもたらすヨガ。日本にもたくさんのヨガスタジオが出来、数年前に比べてより身近なものとなってきました。おそらくこれからヨガを始めたいなぁと思っている方も多いはず！ただヨガを始める時、一番最初に迷うのが何を着たらいいのか...
よく“動きやすい服装で”と書かれていますが、ヨガの服装に適したものってなんなのかわからないですよね。最近私はヨガの服装選びもヨガの練習の１つなのではないかと思っていて、その共通点をふまえながら私のヨガの服装の選び方についてお伝えさせて頂きます。
ヨガインストラクターとしてヨガで大切にしていること。それは陰陽のバランス。常に調和の保たれている状態です。柔軟な部分だけでなく、強い部分も必要。頑張り過ぎず、リラックスし過ぎないところ。そこが一番心地よく、安定します。
ヨガの服装も同じだと思うのです。きつ過ぎず、ゆる過ぎず、適度なホールド感と適度な柔らかさ。このバランスが自分とフィットした時、すごく心地ちがいい。
例えば、ヨガの練習で着用するブラトップ。普段着用されているような下着はあまりおすすめしませんが、スポーツ用やヨガ用のブラトップを選ぶ際にもそのバランスがいいかどうかでフィット感が変わってきます。締めつけすぎだと呼吸がしにくい、でもゆる過ぎると動いている時にズレて気になる。
ただ、初めて購入する時にはどれが自分にフィットしているのかわからないと思うのです。だからいろいろ試してみて、感じることが大切。ヨガでもあえて安定しない動きを入れて、その後に安定する動きを取り入れることで、安定する場所を自分自身で感じてみるように、ヨガの服装選びもわからなかったら実際に着用し、ゆっくりと呼吸をしてみたり、軽く動いてみたりすることで自分がどう感じるのかを観察してみる。ズレてきたり、苦しかったりしない？と自分自身に問いかけて何か違和感を感じたら、それはどこかのバランスが悪いはず。自分のサイズを最初からこれだと決めてしまうと自分の思い込みで選んでしまいます。だからまずはいろいろ試して自分で感じる。そうすることで自分の心地のいいものが必ず見つかります。オンラインショップで購入する際もぜひお近くの店舗に行って着用してみましょう。
ヨガではアーサナと呼ばれるポーズをとっていきますが、ポーズの完成形だけを見ると雑誌に載っているような美しいモデルさんのポーズに憧れて、それを目指そうとします。でも、本当の美しさは自分の中にあるのです。そのポーズをとっている時の自分の姿勢、取り組み方、それが表面的に現れ、美しいアーサナとなります。
それはヨガの服装にも言えます。いろんなスポーツウェア、ヨガウェアのブランドがあり、最近では日常で着るファッションブランドもヨガ用のアイテムを取り揃えてらっしゃるところが増えています。その中で何を自分は選ぶのか。もちろんデザイン性に優れたものはたくさんあります。安価なものもたくさんあります。でも、ヨガの練習で形、見た目だけではない本質に目を向けるなら、ヨガの服装もやはり質が大事だと私は思います。例えば、化学繊維だけで作られたものと天然繊維の入ったもの、その見た目は同じだったとします。ただ、これを実際に着用した時に感じるものは全然違うと思うのです。私たち人間は自然の一部。自然のものは肌に良いだけでなく、そこに安心感や温もりを感じます。そして質にこだわったものには自分が着用するまでの過程の中でいろんな人の思いが詰まっている。だからこそ、着ていて心地がいいと感じられるし、大切に扱いたいと思うのです。大切に扱えば扱うほど、そこに愛着も湧いてきて、ものがものとしてではなく、自分の一部のようになっていきます。もちろん形のあるものはいずれ古くなって、捨てなければいけません。しかし、そのヨガウェアがどういう状態でヨガの服装としての役割を果たすのか、それによってその輝きは変わってくるでしょう。ヨガウェアも私自身の身体と同じなのです。ぜひ質のいいヨガウェアを選び、大切に着用してみて下さい。
私自身ヨガを始めた当初はヨガの服装はなんでもいいや...なんて思っていましたが、ヨガを続けていく上で着ること、食べること、寝ること...その全てがヨガであり、その中で自分と向き合い、自分を整える大切な時間に着用するヨガの服装がとても大切なことに気づきました。着ているものによって、自分の心が晴れやかになったり、落ち着いたり、今という時間に集中できたり、よりリラックスが深まったり...。だから、ヨガの服装は自分にフィットするものを丁寧に選び、大切に扱ってあげることが大切。ヨガの服装選びもヨガの練習の１つとして、楽しみながら自分の感性を磨いていきましょう。
中西毬 ヨガインストラクター
Instagram: marimba_s01c
ヨガインストラクターとしてヨガで大切にしていること。それは陰陽のバランス。常に調和の保たれている状態です。柔軟な部分だけでなく、強い部分も必要。頑張り過ぎず、リラックスし過ぎないところ。そこが一番心地よく、安定します。
ヨガの服装も同じだと思うのです。きつ過ぎず、ゆる過ぎず、適度なホールド感と適度な柔らかさ。このバランスが自分とフィットした時、すごく心地ちがいい。
例えば、ヨガの練習で着用するブラトップ。普段着用されているような下着はあまりおすすめしませんが、スポーツ用やヨガ用のブラトップを選ぶ際にもそのバランスがいいかどうかでフィット感が変わってきます。締めつけすぎだと呼吸がしにくい、でもゆる過ぎると動いている時にズレて気になる。
ただ、初めて購入する時にはどれが自分にフィットしているのかわからないと思うのです。だからいろいろ試してみて、感じることが大切。ヨガでもあえて安定しない動きを入れて、その後に安定する動きを取り入れることで、安定する場所を自分自身で感じてみるように、ヨガの服装選びもわからなかったら実際に着用し、ゆっくりと呼吸をしてみたり、軽く動いてみたりすることで自分がどう感じるのかを観察してみる。ズレてきたり、苦しかったりしない？と自分自身に問いかけて何か違和感を感じたら、それはどこかのバランスが悪いはず。自分のサイズを最初からこれだと決めてしまうと自分の思い込みで選んでしまいます。だからまずはいろいろ試して自分で感じる。そうすることで自分の心地のいいものが必ず見つかります。オンラインショップで購入する際もぜひお近くの店舗に行って着用してみましょう。
ヨガではアーサナと呼ばれるポーズをとっていきますが、ポーズの完成形だけを見ると雑誌に載っているような美しいモデルさんのポーズに憧れて、それを目指そうとします。でも、本当の美しさは自分の中にあるのです。そのポーズをとっている時の自分の姿勢、取り組み方、それが表面的に現れ、美しいアーサナとなります。
それはヨガの服装にも言えます。いろんなスポーツウェア、ヨガウェアのブランドがあり、最近では日常で着るファッションブランドもヨガ用のアイテムを取り揃えてらっしゃるところが増えています。その中で何を自分は選ぶのか。もちろんデザイン性に優れたものはたくさんあります。安価なものもたくさんあります。でも、ヨガの練習で形、見た目だけではない本質に目を向けるなら、ヨガの服装もやはり質が大事だと私は思います。例えば、化学繊維だけで作られたものと天然繊維の入ったもの、その見た目は同じだったとします。ただ、これを実際に着用した時に感じるものは全然違うと思うのです。私たち人間は自然の一部。自然のものは肌に良いだけでなく、そこに安心感や温もりを感じます。そして質にこだわったものには自分が着用するまでの過程の中でいろんな人の思いが詰まっている。だからこそ、着ていて心地がいいと感じられるし、大切に扱いたいと思うのです。大切に扱えば扱うほど、そこに愛着も湧いてきて、ものがものとしてではなく、自分の一部のようになっていきます。もちろん形のあるものはいずれ古くなって、捨てなければいけません。しかし、そのヨガウェアがどういう状態でヨガの服装としての役割を果たすのか、それによってその輝きは変わってくるでしょう。ヨガウェアも私自身の身体と同じなのです。ぜひ質のいいヨガウェアを選び、大切に着用してみて下さい。
私自身ヨガを始めた当初はヨガの服装はなんでもいいや...なんて思っていましたが、ヨガを続けていく上で着ること、食べること、寝ること...その全てがヨガであり、その中で自分と向き合い、自分を整える大切な時間に着用するヨガの服装がとても大切なことに気づきました。着ているものによって、自分の心が晴れやかになったり、落ち着いたり、今という時間に集中できたり、よりリラックスが深まったり...。だから、ヨガの服装は自分にフィットするものを丁寧に選び、大切に扱ってあげることが大切。ヨガの服装選びもヨガの練習の１つとして、楽しみながら自分の感性を磨いていきましょう。
中西毬 ヨガインストラクター
Instagram: marimba_s01c
